2015年カナダに飛び立ってからというもの、私の海外生活は合計すると4年目に突入しました。
カナダの後にニュージーランド、オーストラリアに住み現在はまたニュージーランドにいるなんて当時の自分ですら想像していませんでした。
日本以外に住んだ国が3カ国、それぞれにさまざまな経験をすることができ、今では海外で暮らす経験をしなかったらということの方が想像できません。
今回は、私のこの経験から感じる海外で暮らすことの魅力を紹介したいと思います。
将来海外に住んでみたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
なぜ海外で暮らそうと思ったのか
私は幼少期の頃に見ていた教育番組や海外ドラマがきっかけで、海外でいつか暮らしたいと思うようになっていました。
日本とは違う雰囲気の街や家、英語を話す海外の人の姿が子どもながらにとてもクールに感じたのです。そこから英語を学ぶことが好きになり、社会人になってからは海外旅行が趣味になりました。
ただ、暮らすということには憧れがあるのにいざとなると日本での生活に一度ピリオドを打つ踏ん切りがつかなく、時間だけがすぎていったのを覚えています。
しかし時間がたつにつれてその気持ちは高まる一方。絶対に海外にいかないと後悔すると感じて、2015年にようやくその夢を叶えることができました。
今思えばなぜあんなに考え込んでいたのか謎ですが笑、人にはそれぞれのタイミングがあると思うので、私のベストタイミングはそのときだったのだと感じています。
3カ国住むまでの経緯
ワーホリの制度を使用して海外に渡航しようと考えたときに、私ははじめに直感でオーストラリアに行こうと思いました。
しかし実際にオーストラリアに住んだことのある友だちから、英語を学ぶ目的があるなら始めにカナダに行くのがオススメというアドバイスを受け、渡航国をカナダに変更。
実は当初10ヶ月ほどで帰国予定が、もう少しカナダにいたいと感じてワーホリ後に学生ビザに切り替えて計2年ほど過ごしました。
「よし、本命のオーストラリアに次は行こう!」と考えていた中でカナダ滞在中に出会った友だちのニュージーランドの話を聞き、日本に帰国後ニュージーランドに先に行くことを決意。
10ヶ月ほど過ごしたあと、ようやくオーストラリアに渡航。
半年ほど過ごし、大好きになったニュージーランドで再度生活しています。
実際には3カ国住むことはもちろん、カナダもニュージーランドも行く予定すらしていませんでした。
しかし今となっては3カ国に住む経験ができてラッキーだったなと感じていて、アドバイスをしてくれた友だちに感謝しています。
そしてそのときの直感を信じてよかったなと、あらためて思います。
海外で暮らす魅力
海外で長期生活している私が感じる海外で暮らすことの魅力を紹介していきます。
もちろんここにあげたこと以外にもたくさんの魅力はありますが、それは自分自身で生活して感じてみて欲しいと思います!
日本では経験できないことができる
やはり1番は日本ではできない経験ができることです。
見たことのない景色や食べたことのないもの、違う国の人たちとの出会いなど、海外には自分にとって新しいもの・ことがあふれています。
いろんな国の人と働いたり、一緒に英語を学んだりという環境は海外で暮らすからこそできる経験です。
その価値は一生モノですよ!
多種多様な人と関わることができる
特に移民国に住むと、いろんな国や世代、バックグランドの人と関わることができます。
多種多様な人と関わることで新たな発見に気づいたり、考え方が変わったり、良い刺激をもたらしてくれます。
自分が当たり前としてきたことが違う国の人にとったら当たり前じゃない、そういったことは時に悩みや不安を解消してくれます。
日本の良さを知ることができる
海外で暮らすと外から日本を見ることが増えたり、住んでいる国と比べたりするので、今まで気付けなかった日本の良いところにたくさん気がつきます。
私は日本どころか地元の良さもあまりわかっていなかったのですが、海外に出ることで地元の自然が溢れている環境や人の良さや雰囲気を魅力的なポインとだと気付きました。
また、真面目で礼儀正しくて綺麗好きで人への思いやりを忘れないところは日本人ならではの良いところで、日本人であることに誇りに感じました。
自国の良さを知ることで自分の自信にもつながったり、ありがたい気持ちで日本で生活できたり、幸福度が格段に上がると思います。
視野が広くなる
日本の中だけで暮らしていると、どうしても気付けないことや見失いがちなことがあります。
例えば、海外では日本のように年齢が壁になることがありません。
学校に通うことも転職することも、海外の人は何歳でも気にせず自由に選択します。
そのことを知っていると、自分にやりたいことがある場合年齢を気にすることはなくなるはずです。
それだけで自分の選択肢は広がっているし、視野が広くなっています。
いろいろな視点から物事を見られると、生活自体も楽しくなりますよね。
母国以外に居場所ができる
海外に出る前は、日本の住んでいる場所または地元が自分の居場所と感じる人は多いと思います。
海外に住んで楽しさを見つけられると、日本だけが自分の居場所ではないんだなと気付きます。
日本に住むというほかに選択肢があるのは、日本で物足りなさを感じている人にとって、とてもプラスなことだと思います。
そうでなくても自分の居場所と感じられる場所が多くあるのは、より安心感につながって心が前向きになれますよ。
自分と似たような考えの友達が増える
海外に出ると、日本人同士の出会いもよくあります。
同じように異国の地で住む者同士は同じような考え方や価値観の場合が多く、気の合う友だちが増えやすいです。
日本で暮らしていると日本人同士での出会いすら減っていく傾向にあるので、海外で気の合う友だちができるのはかなり貴重な機会だと感じます。
例え日本に帰国しても仲良くなればその関係は続いていき、一緒に出かけたり、旅行に行ったり・・。
友だちの存在は自分の人生をより明るく楽しくしてくれるかけがえのないもの。
そういえる友だちができるのは嬉しいですよね!
私も何人もそのような友だちができて、頻繁に連絡を取り合っています。
心が強くなる
当たり前ですが、海外に住むと日本で当たり前にできていたことが簡単にできなくなります。
例えば、英語を使うことで自分の思うように相手に話ができなかったり、やりたい仕事につけなかったり。
誰かが日本でやってくれたことを異国ではすべて自分の力でやらなければいけません。
そういったいろいろな困難を乗り越えると自分に自信が生まれ、いつしか日本にいたときより心が強くなっています。
どうにかしないといけない、頼れるのは自分だけという環境がちょっとのことではヘコまない精神を作り上げてくれてるのでしょう。
他人からの目が気にならなくなる
年や見た目など日本だと自然に意識してしまうことが、海外では気にせずに生活できます。
年に関しては、重要視される概念がなくこの質問はタブーとされています。
また、色々な国の人が住むからこそ個性が尊重されていて、ファッションや髪型、メイクも人それぞれだし、それで変な目で見られることもありません。
そういった環境から他人からの目が気にならなくなり、自由を感じる機会は多々感じます。
色々な国に住むという魅力
続いて、3カ国居住経験の私が感じる色々な国に住むことの魅力を紹介していきます。
日本以外にひとつの国しか住んでいないと、『海外=カナダ』のように基準が設定されてしまいます。
しかし海外といってもたくさんの国があって、もっと世界は広くて、自分には知らない、経験してないことが山ほどあることが色々な国に住むことによって自然とわかるのです。
柔軟性・適応力が身につく
自分の知らない土地に住むということを繰り返すと、柔軟性が身につきます。
居住国が変わると、文化や環境が違うのでその都度自分で適応していかなければなりません。
柔軟性があると予期しないことが起きても落ち着いて対応できるし、すぐにその環境に馴染めるので、どこに行っても役立つスキルなのではないかと思います。
特に、海外でその経験があると大抵のことは自力で乗り越えられるし、どこに行っても大丈夫な心意気で生活できるのではないでしょうか。実際に私がそう感じています。
コミュニケーション力が鍛えられる
海外に出ることだけでもコミュニケーション力は鍛えられますが、さまざまな国に住むことでよりそのスキルがパワーアップします。
国によって、その土地によって多種多様な考えや価値観の人がいて、その中で一緒に生活するとなると、言葉や文化の壁を超えて相手を理解し自分のこともわかってもらわなければいけません。
海外では自分の意見を聞かれる場面も多く、『会話をする』ということが職場でも私生活でも重要視されています。
第二言語だからこそ、コミュニケーションを取ることはとても大切です。
居住国が変わるごとに自ずと新しい環境、人と出会うことになるのでコミュニケーションスキルはかなり鍛えられ、相手が誰であろうと物怖じしなくなります。
現に、私はニュージーランドの職場で上司と意見を交わすことや自分から何かを伝えることができるようになりました。
1カ国目のカナダでは到底できなかったことです。
成長できるチャンスが増える
環境が変わることは成長のチャンスと言えます。
必ず新しい何かにチャレンジしなければいけないし、いくつもの壁を乗り越えなければいけません。
居住国を変えるということは、そのチャンスがたくさんあって乗り越えるごとに成長していける魅力があります。
例えば、私はカナダに降り立ったとき初めて自分で家探し、銀行開設、携帯契約などを行いました。生活を始める基本的なことが当時の私には壁でした。
しかし、それを乗り越えた経験があるからこそ2,3カ国目のニュージーやオーストラリアではすでにどうすればよいのかわかります。
2カ国目のニュージーでは、初めて違う国の人と一緒に暮らす経験をしました。
お互いに違う文化や考え方の人と生活を共にすることで、メリットもデメリットもわかり次に同じ環境になったらどう対処して心地よく生活ができるかを知ることができました。
こういった新しい経験が国を変えることによってたくさんあって自分の成長につながっています。
世界が身近になる
居住国が変わるごとに、そこで友だちや知り合いがができたり、初めは何もゆかりがなかったところが大切な場所になったりします。
日本以外にそういった特別な場所や人たちが増えていくと、だんだん実際の距離を飛び越えて身近な存在に感じるようになります。
よくあるのが、自分が住んだことのある国が出身だという人に出会うととてつもない親近感がわき「私そこに住んでたんだよ〜!」と話が弾むことです。
また、その国や友だちが住む国で自然災害などが起きたりするととても心配になります。
あんなに遠いと思っていた場所は今ではとても近くに、同じ世界の中でみんな生きているのだという感覚になりました。
さらには、現在は海外生活をしているというよりかは、世界の中でこの国を選んで住んでいるという気持ちでいます。
世界がすぐそこに感じられれば、自分の可能性は格段に広がると思います。
私が感じるデメリット
海外で暮らすことにメリット・デメリットはそれぞれあります。
これは人によって異なりますが、私の中でのデメリットは2つだけあげられます。
日本にいる家族や友だちにすぐに会うことができない
海外で暮らすことのデメリットは、やはり簡単に日本にいる家族や友だちに会えないことだと思います。
ただ、すぐに会えないからこそ、つながりを大切にしようとする感覚が生まれます。
今はSNSでどこにいてもつながることができたり、無料で電話やメールができるアプリがあったり、と海外で暮らす人にとって役立つツールが多くあります。
それらを活用することで少しでも身近に感じられるのは、ありがたいことです。
そう思っている人は海外にもたくさんいるのではないでしょうか。
食べたい日本食が手に入らない
2つめは、食べたい日本食が食べられない、手に入らないことがあることです。
私が住んだ3カ国はアジアの人も多く住んでいるので、比較的アジア系スーパーやレストランがたくさんあり手に入りやすい環境だと思います。
しかし、やはり日本と同じクオリティーや値段とはいかないので、どうしても食べたくなると恋しくなります!
例えば、私が住んでいるネルソンにはラーメン屋さんが1軒もないので食べたくなったらインスタントヌードルなどで作るしかありません。
「ラーメン屋さんのラーメンが食べたい!!」とずーーーーっと思い続け、オーストラリアに旅行で行ったときにすぐに食べに行った記憶があります笑
ただ、ネガティブな面にはポジティブに変えられる要素があって、手に入らないものは自分で作ろう精神が生まれ、おかげで料理の腕が上がった気がします。(以前やらなさ過ぎたのもあります笑)
私としては海外で暮らすことで得られるものは大きいので、デメリットと感じるのはこれくらいでしょうか。
将来は海外?日本帰国?
海外生活が4年目となり、これからも海外に住むのか日本に帰国するのか気になる方はいるのではないでしょうか。
現段階では、私は海外をベースに生活したいと考えています。
ただ、全く日本に帰国しないわけではなくホリデー期間はもちろん帰国したいし、何かのきっかけがあれば帰るつもりです。
本当に人それぞれだと思いますが、私は海外にいる方が心地よくて暮らしやすい感覚があります。
そのためこの海外生活は長く続いて行く可能性大です!
海外で暮らすことに向いている人とは
私が思う海外で暮らすことに向いている人を以下にまとめてみます。
・とにかく海外でらしたいという強い希望がある
・チャレンジ精神旺盛である
・違いを楽しむことができる
・海外で暮らすことに価値を見出せている
海外に移り住んだら、ことわざにある『郷に入れば郷に従え』の気持ちが大切です。
自分の固定概念をいかになくして受け入れて楽しめるかでその生活が変わってきます。
せっかく海外で暮らす機会を得たなら、楽しんだ方が徳ですよね!上記のどれかに当てはまる人は、ぜひ一歩踏み出してみてください♪
まとめ
当初はこんなに長く、ましてや3カ国も住む予定ではなかったのを考えるととても不思議でなりません。
しかし海外で暮らすことが当たり前になった今、私の人生を変えてくれた今までの経験、出会った人たちはすべて財産です。
海外で生活したいと感じる人にとって、実現後にプラスな影響がたくさんありますように、願っています。
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