海外では、ひとつの家をシェアしてほかの人と共同生活するシェアハウスが主流です。
日本のようにひとりでマンションやアパートの一室を借りるだけで高額になるのでローカルの学生や若者はもちろん、海外からの留学生などは決まってシェアハウスをします。
海外でシェアハウスをすると違う国の人と住む場合も多く、国際交流ができるチャンスにもなります。
海外でシェアハウスをするのは初めて。日本人のシェアメイトと外国人シェアメイトだったらどっちに住むのが合っているのかなぁ?
今回の記事では、このような疑問や不安を解消していきます!
私は日本人と外国人シェアメイト両方とも住んだ経験があるので、この記事ではそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。
これから海外生活を始める人にとって役立つ情報となれればと嬉しいです!
シェアハウスはいろいろな人と知り合えるので、とても勉強になりますよ!
シェアハウスをするときはシェアメイトがとても重要
日本でひとつの家をシェアしてほかの人と住んだ経験のある方は、全体的にみると少ないといえるでしょう。
私は初めて海外に渡ってからシェアハウスという形で共同生活を体験しました。
どのシェアハウスに住むかというのは、自分の予算にあった家賃や立地、交通の便、部屋の広さなど日本で家探しをすると同じように決めていきます。
それらは確かにとても重要で、私も家探しのときは自分の条件と実際に家を見学しての印象を総合的に判断して決めました。
しかし、もうひとつ大切なのがシェアメイトです。
私は海外生活も4年目となり、つまり自ずとシェアハウス歴も4年となって、今までたくさんのシェアメイトたちに会いました。
ローカルの家族と住むホームステイ形式のものや、日本人のみとのシェア、違う国籍同士でのシェアなど。
今振り返ってみると、あのとき楽しく過ごせたのは紛れもなく一緒に住んだシェアメイトたちのおかげだと感じています。
私が今住んでいるニュージーランドのネルソンが居心地よく大好きになった理由のひとつに、シェアメイトと楽しく過ごせているからというのがあります。
一緒に住むということは家族のような時間を共に過ごすことと言えるでしょう。
それぞれの文化や育った環境の違いを受け入れ、お互いができるだけ心地よく生活できるかを考えながら過ごすのは自分やシェアメイトたちの成長にもなるし、とても良い経験に繋がります。
私は今まで共同生活を通して、さまざまな考え方に触れとても勉強になっているし自分自身が日本にいた頃よりも成長できた部分が大きいと思います。
もちろん実際に一緒に過ごしてみないとお互いのことをよく知ることはできないので、相性などは住んでみないとわかりません。
しかし、見学時にはシェアメイトと会うことができるので、第一印象や話してみた雰囲気などで少し予想することができます。
「この人と住んだら楽しそうだな」と感じたら、それは結構正解だったりします。
私はこのピンと心にきたのを頼りに決めたことが多々ありますが、後になると間違ってなかったと感じています。
日本人シェアメイトと外国人シェアメイトでは違いがある
海外のシェアハウスを探すときに、日本人向けのサイトでは日本人同士で住むシェアハウスが多く掲載されています。
ワーホリや留学に人気の国や場所では、よく見受けられます。
また、現地のサイトで探すとほかの国の人とのシェアする場合が多いでしょう。
想像できるかもしれないですが、日本人同士で住む場合と外国人と一緒に住むのには違いがあります。
もちろん育った環境などの違いで日本人同士でも相性がありますが、基本的に国籍が一緒の場合は、文化が同じなので相性など滅多に大きな違いを感じることは少ないと言えます。
外国人と一緒に住む場合は逆に文化がかなり違うこともあるので、住んでみて驚くことが起こるかもしれません。
私は日本人同士で、違う国籍の人と一緒に住むなど両方を経験して、それぞれにメリットとデメリットがあるなと感じました。
もしこれから海外に渡って家探しをするときは、自分が希望する条件のほかにどちらのシェアメイトと住んだらよいのか迷う方も多いでしょう。
そのヒントになるよう、私の経験をもとに次にまとめます。
あくまで私の経験に基づいていて、人によっては違う見解もあるので、参考程度に思ってもらえたらと思います!
日本人シェアメイトと住むメリット・デメリット
まず日本人シェアメイトと住むメリットとデメリットを以下にあげます。
・基本的に静かできれい
・ルールを守る
・文化が同じなので居心地が良くなりやすい
・ハプニングが起こりにくい
・わからないことがあったときに相談しやすい
・日本語環境になってしまう
・海外に住んでいる感じがしない
日本人同士で住む場合は、同じ文化で育ったため常識とされる基準が一緒で住みやすい環境を手に入れることができるのがメリットのひとつです。
日本人はほかの国と比べると、協調性があり集団行動が得意なので同じ家に住んでもそれが発揮されることが多いです。
もし家の中にルールがある場合は、きちんとそれを守る人がほとんどです。
また、ほかの人のことを考えて行動するため、静かにすることやきれいに部屋を使うことが多いといえるでしょう。
私が日本人同士で住んだときは以上のようなことを感じ、ハプニングも起こることなく安心して過ごすことができました。
また、母国語で話せるので意思疎通もしやすく、何かわからないことや悩みがあったときも近くに相談できる人がいるのは心強いといえます。
デメリットとしては、やはり日本語環境になってしまうことです。
せっかく英語を学びに海外に来た人にとっては、良い環境とは言いにくいです。
また、日本人同士で生活をしているとどうしても日本にいるような感覚になってしまうので、海外で生活している感じが得られないのもデメリットと言えます。
外国人のシェアメイトと住むメリット・デメリット
続いて外国人シェアメイトと住むメリットとデメリットを以下にあげます。
・英語環境を手に入れることができる
・外国人の友だちができやすい
・さまざまな文化や国のことを知ることができる
・ハプニングが起こりやすい
・コミュニケーションを取ることに苦戦する可能性がある
違う国籍の人と住むメリットは、やはり自動的に英語環境を手に入れられることと海外の友だちを作りやすいことです。
日常的に会話をするだけで英語力向上につながり、海外に住んでいるからこそできる体験をすることができます。
いろいろな国籍の人が住んでいる場合は、お互いの国や文化について知ることができたり、一緒に料理を作ったり遊びに行ったり楽しいことを共有できるでしょう。
仲良くなれば帰国後もお互いの国に旅行に行ったりと、継続的に交流することができます。
デメリットを挙げるとすれば、出身国が違うことでそれぞれの文化の違いからお互いの基準とするものが異なり、ハプニングが起こる可能性があることです。
これは当然のことといえば当然です。
日本人同士でさえ、育った環境が違えば多少の価値観や考え方も違ってくるのですから、国が違えばなおさらですよね。
私が経験したことを紹介します。
シャワー室の隣に部屋が隣り合わせであるのに関わらず、別のフラットメイトのヨーロピアンの女の子が決まってシャワーを浴びるときにガンガンに音楽をかける習慣を持っていたということがありました。
その子からすれば、シャワーの時間は数分だし、自分がいつものように気持ちよくシャワーを浴びられるように行動しているだけという感じ。
私の感覚からすると、隣接して部屋があり、しかもシェアメイトが部屋にいるのにガンガンに音楽を響かせるのはどうかと思ってしまうわけです。
よほどうるさかったので、その部屋の子が注意したのですが改善されることはありませんでした。
このように国が違うからと言って絶対にハプニングが起こるというわけではないですが、私が経験してきた中ではそういう場合が多かったです。
また、違う国出身同士で住む場合は、言葉の壁がある上に育ってきた環境やそれまでにシェアハウスを経験してきているかでも違いが生じるのでコミュニケーションをうまく取る必要があります。
慣れない環境でお互いのことを知るまでは、苦戦することもあるでしょう。
もし違う国籍の人と住む場合は大前提として自分の感覚にある「普通」は捨てる方がよいと思います。彼らの普通は私たちの普通ではないし、同じように私たちの普通は彼らの普通ではないのです。
しかし国は違えど話をすれば基本的に分かり合えるので、時には意見を言うことも必要です。
何かしらハプニングがあったとしてもそれも経験。
こういう考えもあるのかと学ぶ機会になったり、自分の価値観が変わるきっかけになるかもしれません。
せっかく同じように母国から同じ国に渡り住んでいる者同士なので、その出会いも大切にしたいですよね!
日本人と外国人シェアメイト、どっちと住む?
日本人と外国人シェアメイトと住むにはどちらにもメリットとデメリットがあります。
上記で紹介したことを含めて、私が思うそれぞれに合っている人をまとめてみました。家探しをするときに、役立ててみてください。
・初めて海外で生活をする
・語学力を上げることよりも安心して居心地よく暮らすことを重視したい
・日本人の友だちを作りたい
・英語環境をできるだけ作って英語力を向上させたい
・国際交流をしたい
・違う国籍の人と住んでさまざまな考えや価値観に触れたい
・海外の友だちがほしい
シェアハウスでの出会いを大切に楽しく過ごそう
家というのは、自分が快適に居心地よく過ごすためのものだというのが大前提にあります。そういった部分も含めてどちらが自分に向いているのか検討してみてくださいね。
そして日本人同士でも違う国籍の人と生活するにしても、お互いにリスペクトの気持ちを持って接し、貴重な時間を楽しく過ごしてほしいと思います。
そこでの出会いも大切にしましょう!
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