新型コロナウィルス感染拡大によるニュージーランドの現状

海外生活
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現在世界中で深刻化しているコロナウィルスですが、皆さん無事にお過ごしでしょうか?

 

何かブログを通して私にできることはないかと考えたのですが、私が住むニュージーランドの現状を伝えていくということにたどり着きました。

 

ニュージーに家族がいる方の情報源となることや海外と日本を比較すること、これから日本が同じような状況になったときなどに、役立てたら嬉しいです。

アインズ

今できることは自分のためにも周りの人のためにも家にいることです!

 

ニュージーランドではコロナに対する警戒最高レベル4を実施

ニュージランドでは3月中旬頃にコロナに対する警戒レベルを最高となるレベル4まで引き上げ、ロックダウンを開始しました。

 

当時ほかの国と比較して感染者数は少なかったものの、感染が広がった国から帰国する現地の人が増え、その感染者によって瞬く間に国内での1日の感染者数が増加。

 

それに危機感を感じた首相が、ものの2,3日の間で最高レベルまで引き上げを決断しました。

 

その日までの1週間は毎日国の知らせと共に動いていて、地域、職場での対策にかなり動きがありました。

 

警戒最高レベル4とは

警戒最高レベル4とは一体どういう状況なのかについて以下にまとめます。

・基本的に自宅ステイ

・スーパー、薬局、病院以外すべてのお店を一時的にクローズ(テイクアウェイもなし)

・すべての教育機関閉鎖、オンラインなどで対応

・買い物や薬局に行くこと、エクササイズの理由で散歩に行くことは可能。ただし、買い物は家族の1人が代表して行くこと。

・人との距離を2メートル以上あける

・フライト、フェリー、バスなどの公共交通機関はフードのデリバリーや医師の移動など必要最低限で稼働

・車の乗車は家族のみ

・市民権、永住権を持つもの以外ニュージーへの渡航不可

・集団行動不可

・いかなる旅行も不可

 

つまり、本当に生活する上で必要なことのみ可能ということです。

 

 

 

ロックダウン開始後の影響

ニュージーランドでは、現段階でロックダウンの実施期間を1ヶ月としています。

 

ロックダウン開始直後は、スーパーに食料を買い込む人たちで列をなすなど一時的にパニックにはなりました。

 

パスタやライス、小麦粉、缶詰めなど長期保存がきく食料がこぞってなくなっていました。

しかし、2,3日もすると人々は落ち着き品揃えも安定。

 

街の様子に関しては外に人が出なくなり、お店も完全にクローズしているのでとても静かな光景になりました。

 

ロックダウンによってやはり失業した人、給料がもらえない人など多くいます。

それによって家賃を払えない人も。

特に、ホスピタリティー系の職業に就いている人にはかなりの打撃だと感じます。

 

しかし、国の対策としてこのような人たちに対して賃金供給を行うことやお店などのテナントや家賃を一定期間フリーズにすることなどが設けられています。

 

こういった対応を素早くできるのがニュージーの素晴らしいところだと感銘しました。

経済よりも国民を守ろうとする行動がとにかく尊敬のひとことです。

 

 

 

旅行者、留学生やワーホリの人たちへの影響は?

まず、ロックダウンが発表されたとき旅行者は自ずと自国に帰るという選択をした人がたくさんいました。

 

そのときですでに多くのフライトやバス、フェリーなどがキャンセルしていて、このままロックダウンになると自国に帰りたくても帰れない事態になってしまう可能性が高かったからです。

 

ロックダウンの時期も状況によっては延長となる可能性もあり、このとき色々な決断をしなければならなく不安になった旅行者は数多くいたと思います。

 

また、その中にどうしてもフライトが見つからなかったり、自国よりもニュージーに残る方が安全だと感じた理由などで、ここに残るという選択をした人もいます。

その人たちは状況が回復するまで、バックパッカーなどで長期滞在をしているのがほとんどです。

 

学校に通う留学生については、オンラインで授業を行うなどの対応がされています。

 

そして滞在している外国人に対して、ビザの期限が今年の4月から7月までの間にある人は自動的に9月まで引き伸ばすということも決定されているので、ニュージーに残りたい人にとっては不安が少し解消されることに繋がったのではないでしょうか。

 

 

しかしワーホリの人の多くはホスピタリティー系で働いている人がほとんどなので、生活する上で影響が出ているのはあると思います。

 

 

 

ロックダウンから2週間経った今現在の状況(ネルソン)

ロックダウン後もニュージーランドでは感染者が大きな都市を中心に増えてきてしまっていますが、人々は落ち着いて行動しています。

私が住むネルソンではみんな家の中で過ごし、道にはほとんど人は歩いていません。

 

日本以外、他の国でも同じかと思いますがニュージーの人たちは風邪を引いてもマスクをしないのが基本です。

ですが、今はスーパーに行くにもマスクや感染を防ぐためのビニール手袋をする人が増えています。

日本とは違い、この事態が本当に異例であることがわかります。

 

スーパーでは中での感染を防ぐため入場制限をしていて少し列をなしていますが、10分ほど待てばいつも入れます。

 

また、人々の様子についてはロックダウンの中でもどうにかみんな安全に楽しく過ごそうと努力している状況です。

 

ベイキングをしたり、普段できない掃除をしたり、子どもたちとの時間を大切にしたり。

いつものように過ごせなくても、会いたい人に会うことができなくても、ポジティブに考える人がたくさんいます。

 

エクササイズのために散歩をしたり、ペットを連れて歩いている人も、みんなきちんと2mの距離を守りつついつものように「Hi!」と笑顔で挨拶するのを見ると、この状況下でも人とのつながりを感じられて、とても嬉しくなります。

 

私自身は2週間経つとこの状況にもなれ、いかに毎日を有意義に過ごすか健康を保つかを考え生活しています。

 

普段後回しにしていたことや時間があることでできることをしてみたり、友だちと話したいときはスカイプやメッセンジャーを使ったり。

 

この時間に対しても後で振り返ったときに後悔しないように、と過ごしています。

 

 

日本にいる方は、とにかくできる限りステイホームで。

海外にいる方は、その現状を日本にいる家族や友だちに伝えてあげてください。

そして一緒にがんばりましょう!

 

 

また状況について報告しますね。

Stay safe, Be kind.

 

 

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