ワーキングホリデー(通称:ワーホリ)制度を利用して、海外渡航する人は以前にも増して増えています。
ワーホリの渡航目的は人それぞれ違うと思いますが、中でも滞在中に英語力を上げたい人は数多くいるのではないでしょうか。
私も英語力、特にスピーキング力をもっと伸ばしていろんな国の人とコミュニケーションを取りたいというのが渡航目的のひとつでした。
私はワーホリで3カ国渡り歩き、いろんな人たちの過ごし方を見てきたり自分で経験したりして、滞在中に英語力を最大限に上げるための方法がいくつかあることに気づきました。
そこで今回は、その方法をシェアしていきたいと思います!
これからワーホリや留学を考えている方ももちろん、日本で英語学習をしてぜひ参考にしてみてください!
ワーホリ期間中に英語力は上がるのか
ワーホリに行って英語力を上げたい人の中で、本当にその期間だけでスキルアップできるのか疑問に感じる人は少なくないでしょう。
私も行く前はそう思っていました。本当に1年だけで話せるようになるのか、海外の人とコミュニケーション取れるようになるのか、そう感じていました。
断言します、『なります!!(声大)』
もちろんスタートの英語力や目指すレベルにもよりますが、日常会話は努力次第で話せるようになります。
これは英語力がまったくない人や話せなければ話せないほど伸びしろがあるので、レベルアップができます。もしある程度の英語力がある人は、その次の段階にステップアップができるでしょう。
こう断言できるのは、私の周りで期間中に英語力が格段に上がった人をたくさんみてきたのと自分で実際に経験したからです。
例えば、私がカナダ滞在中に出会った友だちで始めは初心者レベルの英語力だったのが、その1年後にローカルのレストランのレセプションで働くまでにスキルアップさせた子がいます。
彼女はガッツリと勉強したわけではなく、後ほど紹介する滞在中の過ごし方をずっと実践していたからです。
彼女のように飛躍的に英語力を伸ばすことができる人もいれば、どれだけ海外で時間を過ごしても話せない人もいます。
「ワーホリに行く、海外に身を置く」ことが重要ではなく、そのあとどう自分で過ごし、英語と向き合うのかでどれだけ英語力を伸ばせるのかが決まってくるのです。
大事なのは場所ではなく環境づくりと過ごし方
まず私が経験してきた中で1番に言えることは、英語を学ぶ場所はどこでもいいということです。
ワーホリ渡航場所を選ぶときに、日本人が多くいないか気にする方はいるかと思います。
私も初めてカナダに行く計画を立てたときはそうでした。同じ日本人がたくさんいることで、英語が話せる環境にならないのではないかと。
結局いろいろな理由で私が滞在先に選んだのがカナダのバンクーバー。
バンクーバーは居住者のうち半分はアジア系の人で占めていると言われているくらいアジア系の人が多く住んでいる場所です。留学する日本人も多く、街を歩けば必ず日本人とすれ違うほどでしした。
しかし私は約1年で「ウォーター」の発音すら聞き取れなかったところから、ネイティブのお客さんを相手に100%理解し接客するというところまでスキルアップさせることができました。
私がバンクーバーで出会った日本人の友だちで、初めは語学学校で1番下の英語力だったのが1年後にはネイティブと対等にコミュニケーションできるほどに上達させた子がいます。
要するに、日本人がどれだけ多く住んでいる場所なのかということは自分の英語力を伸ばすことに直接関係ないということです。
日本国内でも英語をネイティブ並みに上達させている人はたくさんいますよね!
そのことが証明しているように、1番大切なのはいかに英語環境を自分で作って、その中でどう過ごすのかということです。
それでは具体的にどうするのか。
私や飛躍的に英語力を伸ばした友人が滞在中に行っていたことを元に次で紹介していきます。
具体的な滞在中の過ごし方
それでは、私が滞在中に行ったものと英語が1年で飛躍的に伸びた友だちが行なっていた方法を交えて紹介して行きます。ワーホリ準備期間や国内で英語を勉強している人も取り入れられる方法もあるので役立ててみてくださいね!
できるだけ身の回りのものを英語にする
これは今からでもすぐにできる方法です。
・予定を手帳に書くときやメモをするときは英語を使う
・英語で日記を書く
・通勤・通学時間を利用して英語のラジオやポッドキャスト、洋楽を聴く
まず携帯の設定を日本語ではなくすべて英語に変更することです。
携帯は毎日何度も使うものであるので、英語に変更するだけで自ずと英語を目にする機会は増えます。
知らなかった一般的に使われるような単語も自然と知ることができるでしょう。
予定を手帳に描きいれるときや何かをメモするときも英語を使います。たとえば「Go to see a movie with 〇〇(〇〇と映画に行く)、Have a dinner with ○○(〇〇とディナーに行く)」など。
わからないときは調べて書くようにしましょう。
書き入れるものは日常的に使われる言い回しや単語ばかりなので、覚えておくべきものです。続けて行くと自然に覚えられるし、とっさに口から出てきやすくなります。
日記を書くのはライティング力が上がるのでオススメ。1日行でもいいので続けて書くようにしてみてください。
毎日通学のときや散歩のときなど英語のラジオやポッドキャスト、音楽を聞いて耳をなれさせるようにしましょう。繰り返し聞くことで始めは聞こえなかった単語が聞き取れるようになります。
この英語学習法も滞在中にできるものばかりです!↓
海外の友達とできるだけ多く時間を過ごす
現地では海外の友達がたくさんできると思います。たとえ相手がネイティブでなくても英語を話さなければコミュニケーションを取れないことには変わりはありません。
できるだけそういった友だちと過ごし、たくさん会話をして英語に慣れさせます。リスニング力やスピーキング力もあげられるし、友達同士の仲も深めることができます。
もし知らない単語や言い回しが出てきたら、そのままにせずメモをして次に自分で使えるようにしましょう。
外国人の友だちを作る方法はこちらで紹介しています!↓
メールは英語でする
どうしても日本語でいけない場合以外は、英語でメールをするようにしましょう。海外で出会った日本人同士でもです。こうすることで、英語で文章を作ることに慣れていきます。
特に、ネイティブと英語でメールする機会があればよりナチュラルな言い回しやメール上で使用する短縮する言い方を知ることができます。
英語で文章を作ることに抵抗がなくなれば、スピーキング力にもつなげることができるので積極的にメールでも英語で会話していきましょう!
英語を使う職場で働き、とにかく話す
現地で仕事を探すときは、なるべく英語を使う環境のところを選ぶようにしましょう。そこでお客さんはもちろん、同僚の人ともとにかく会話をしてください。
話す内容は何でもよく、思い浮かばないときやどのように話していいのかわからないときはあらかじめトピックを考えておきましょう。それを繰り返すことで会話力が格段に上がります。
日本食レストランだとしても、お客さんはすべてローカル、他国の人が働いていることはよくあります。彼らは日本が好きで働いている可能性が大きいので、仲良くなりやすい環境ともいえます。
ジャパレスだからといって敬遠せず、英語を使える環境かどうかで探してみた方が良いです。
そしてどんなにいい環境でも話さなくては意味がないので、積極的に話しかけるようにしましょう!私の英語力が伸びたのは、間違いなくこれのおかげだと感じています。
単語を調べるときは英英辞書で
私の周りにいた英語が上手な人はわからない単語が出てくるといつも英英辞書で調べていました。英英辞書を使うことで日本語との切り替えをなくし、英語を英語で理解するようになるのです。
それを知ってから私も同じように英英辞書で調べるようになりました。英語の中には日本語で表現できない独特なニュアンスのもあるので、英語で理解する方がつまづかないと思います。
また、以前調べた単語が不意に聞こえたときに、とっさに頭の中で思い出しやすくなります。
辞書は携帯で検索するときも一緒です。意味を見ることや使い方、動詞の形なども一緒に覚えるといいでしょう。
語学学校に通う場合はネイティブの先生を大活用
もし語学学校に通う方がいれば、その期間中ネイティブの先生にわからないことは何でも聞くようにしましょう。英語を教えるプロの先生なので、教え方はわかりやすく日本人の弱点とするものも知っていることが多いです。
私は語学学校に通っている間はいつも担任の先生にたくさん質問していました。そのとき私の英語力はそこまで高くなかったのですが、先生の教え方がわかりやすくきちんと理解することができました。
学校に通っている間は、先生と積極的に交流してわからないことや苦手なことをつぶしていきましょう!
イントネーションや発音、言い回しはとにかくマネをする
ネイティブの人や英語が上手な人と会話をする機会があるときは、その人たちのイントネーションや発音、言い回しをマネして使うようにしましょう。
日本で学んだのとは違うように発音する場合や、あまり習わなかった文章に対するイントネーションを学ぶことができます。
実際に会話を聞くことのほかに洋画などを使ってマネしてみるのもおすすめです。より、自然な英語を話せるようになると自分の英語力はもちろん、相手にも聞き取ってもらいやすくなります。
英語を話せる友だちや私自身もこの方法で英語力を上達させることができました。とにかく自分の舌や口を英語に慣れさせて使えるようにすることが大切です。
よくありがちな英語力が伸びない例
私が滞在中に見た、英語力が伸びてなかった人の特徴を紹介します。本当に英語力を伸ばしたい人は、悪い例として参考にしてほしいと思います。
滞在中ずっと日本語を使う
当たり前ですが滞在中毎日日本語に触れて話していると、英語力は上がりません。
正直、海外で日本語環境を作ることはとても簡単です。日本人の友達だけで遊んで日本語だけ話していれば、たとえ語学学校に通っていても何の意味もありません。
海外で日本語を使わずに生活することは、当たり前にしてきたことを変える作業になるので結構大変です。言いたいことが言えない葛藤やもどかしさで自己嫌悪におちいる場面もたくさんあります。
そのためついつい日本語で話したくなって、気がついたら英語へのモチベーションが下がっているなんてことも起こりえます。
さらには日本語を使うのをまったくダメという風にしてストレスを抱えて、結局日本語環境に戻るということも本末転倒です。
英語を勉強しにきたのに、ずっと日本にいるような環境を作って失敗してきた人を何人も見てきました。
こうならないためには、英語を学ぶために来たのだと強い意志を持つこと、そしてうまく英語環境に対するストレスを回避することです。
私には現地でできた日本人の友だちが何人かいましたがお互いに英語を使うようにしていたり、比率的に海外の人と触れ合う機会の方を多めにして過ごしたりしていました。
同じように英語を勉強している日本人がいることで心の支えにもなってストレスが回避できていたのと、英語に対するモチベーションが維持できたのはないかと思います。
生活の中で英語の比率をあげたり、日本語を使っていい時間を設けたり自分の中にルールを作って慣れるのがいいでしょう。
自分の英語力を気にして、何も話さない
完璧主義で周りの目が気になってしまう日本人に多いのが、自分の英語力を気にしすぎてしまうことです。
せっかく海外にきて他国の友達もできて英語が上達できる機会を得たのに、いざとなると自信がなさすぎて海外の人やネイティブの会話に入らず、いつも聞いてばかり。
聞いてばかりだとリスニング力は上がるかもしれませんが、スピーキングにいたっては伸びることはないでしょう。
スピーキング力を上げたければ、やはり英語をたくさん口にすること以外に成り立つことはないのです。
英語を第二言語とする他の国の人たちは自分の英語力をそこまで気にしていません。
私が出会った南米やヨーロピアンの人たちは、日本人よりも文法ができない人も多かったりアクセントが強かったりするのに、いつも自分から英語を話していました。
それが合っていても間違っていても本人たちは気にしてないのです。
しかし彼らのその圧倒的に英語を話している数が多いことが、後に英語力のスキルアップにかなりつながっていました。
相手は私たちが英語を第二言語とする海外から来た人であることを見た目でわかっています。上手に話せなくて、間違えて当たり前。
常にそのことを念頭に置いて、自分の現在の英語力にフォーカスするのではなく、どれだけ英語を話すかに焦点を当てるようにしましょう。
せっかくの英語環境をフルに使わない手はありません!
続けることが最も大切
英語学習で1番大切と言えるのは続けることです。
運動と似ていて途中で止めてしまったらそこで終わり、自分の目標には絶対届きません。
ここまで海外滞在中に英語力を最大限上げるための環境づくりと過ごし方についてシェアしてきましたが、きちんと帰国日まで続けられているのかも英語力アップのためにとても重要です。
めげそうになったり挫折しそうになったりすることもあるかと思いますが、そんなときはきちんとリフレッシュしてストレスを貯めず、自分が目指す姿を思い浮かべながら地道に頑張りましょう!
私は海外生活4年目になりますが、今だに英語を勉強しています。それは、まだ自分の英語に納得していないのと目指すレベルに到達していないからです。
しかし、カナダに初めて渡ったときと比べると現在は雲泥の差があります。テストなどをしないと目で見てわからない英語力ですが、着実に伸びているのは自分でも実感できるかと思います。
同じように英語のスキルアップを目指してる方、一緒に頑張りましょうね!
まとめ
これからワーホリや留学を考えている人の中で、渡航先での環境づくりと過ごし方、持続させることがいかに大切か知ってもらえたら嬉しいです。
同じように日本国内で英語を勉強している方にとっても実践できる方法がたくさんあるのでぜひ役立ててみてください。英語を攻略して、自分の可能性を広げていきましょう!
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